• 初めてのフリーランス-仕事

  • エンジニアがフリーランスとして活躍するにはプロとしての自覚が大切です。

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初めてのフリーランス-仕事

初めてフリーランスでプロジェクトに参画された方にとって重要な事は、プロジェクトのペースの緩急に惑わされず、プロジェクトチームの関係者と報連相を確りと行い、貴方が息切れせずに走り続ける事です。

仕事の定義

まずは、ICT業界色々と職種と立場によって仕事内容や仕事への捉え方が異なります。

私が電車の車内広告でみかけた言葉を以下に引用させて頂きます。

仕事とは

助け合いの中で、各々が主張しあえる信頼関係をつくる。

どんな状況も主体的にマネジメントし、楽しむ。 宮坂 学氏

「TOPビジネスパーソンが贈る「仕事」のエッセンス」より引用

宮坂 学さんは、あの「爆速」で有名なyahooの元代表取締役社長(現:取締役会長)の仕事のエッセンスです。

私は、この言葉には永続的で普遍な仕事への真理が濃縮していると思っています。ICT業界の経営者にコンサルティングするときやICT業界の若手に教えるときに 私はこの言葉を利用させて頂いております。

「仕事」はどんな状況の過程があっても常に仕事をしている本人そして、関係者が仕事を「楽しむ」事なんだと痛切に感じます。

仕事で自分がギスギスしたり、周囲の人とギスギスしたり、しょぼくれた時にはこの素晴らしい言葉を思い出すようにしています。

次の節では、筆者なりの仕事のエッセンスを説明させて頂きます。

挨拶・礼儀

  • おはようございます。
  • こんちには
  • 今晩は
  • ありがとうございます。
  • 宜しくお願い致します。
  • 行ってまいります。
  • 行ってらっしゃい。
  • お先に失礼致します。
  • お疲れ様でした。

まだまだ、日本語の挨拶を探せば沢山ありますが、このように繊細に周囲の人々の状況と時間、タイミングを鑑みて挨拶の言葉を変化させるのは日本だからでしょう。

日々何気ない生活の中で多くの挨拶の言葉とその積み重ねを感じると「日本人」は何百年もこの挨拶によって歴史を積み重ねてきた「和」の国だと感じます。

挨拶が重要なのが、日々の挨拶によって、「コミュニケーション」と「信頼関係」を積み重ねているのと同時に、お互いの健康管理をしています。

  • 自分から元気に関係者に礼儀を持って挨拶をする。
  • 相手が必ず返答の挨拶がある。(気付かれなくてもこちらの挨拶は続けよう。)
  • 相手の返答の挨拶の声のトーン、イントネーション、日々との違い、表情などを感じよう
  • 相手の異変を感じたらその状況に適した声掛けをしよう。(例えば、大丈夫ですか?)

挨拶とはこのように自分の状況を相手に伝えると共に関係者の状況を把握するのにも大変有効です。 更に挨拶が優れているのは、短い言葉で発する声の抑揚で発っした本人の現在の凡その状況(良い、悪い、元気、元気が無いなど)が判断できるからです。

フリーランス(個人事業主)でも会社員と基本は一緒です。 貴方がどんな状況でも何歳になっても貴方の挨拶によって周りが元気づけられる挨拶をされている事を願っています。 以下に纏めが上手いサイトがありましたので参考のためURLを掲載します。

結論から述べよ

仕事のプロセスで重要なのが、報告書、メール、議事録、Agenda、その他仕事に関するドキュメント全てに関して「結論」から先に説明して下さい。

先に結論を述べた後に、結論に至った事実的根拠、検討事項、関連ドキュメントの付帯資料によって、「結論」に至った経緯を示します。

これを手順を変えて結論を先に述べないドキュメントがどうなるかといえば、全付帯資料に目を通さなければ「結論(主旨)」が分かりません。 ICT業界で活躍する顧客、関係者の方々は忙しくて時間がありません。その限られた時間で正確に主題に対する結論を交わす癖をつけて下さい。

私が30歳で読んでこの内容を教えて頂いた書籍は、「ドットコム仕事術 (小学館文庫) 大前研一著書」です。 10年前の書籍ですが10年経た今でも通用する仕事のノウハウが書かれています。機会があれば是非一読を。

実績の可視化

フリーランス(個人事業主)にとって重要なのが自分の仕事に対する実績の可視化です。1日8時間とした場合にその日その8時間を使って何の成果を出したかという事です。

これを現場に出た日数分全て証明できるようにすることがフリーランスにとって重要です。

顧客から月額の単金を受注として頂いた金額分以上に奉仕するための成果です。

できない正社員の会社に居るだけ1人月の人件費は通用しません。必ず、毎月、毎週、毎日の実績をいつでも上司、チームリーダーに報告できる状態にします。

何をすれば良いか私の方法を説明します。私はテキストエディタとディレクトリを日付別に管理して、日付ファイルに以下を記載します。

  • 前日までの宿題
  • 本日の目標(タスク、スケジュール)
  • 本日のイベント(打合せなど)
  • 本日の実績(成果物名、ファイル名などリソースへのショートカット)
  • 明日の予定

これを毎日必ず朝現場に出勤するときと、退社するときに実行します。終電が間に合わないときには朝一忘れる前に前日分を必ず記載します。

この行動を行う事で、現場での稼働時間以外に現場リーダーに日頃の行動と成果による実績を可視化して報告することができます。

この記録により、以下の事が期待できます。

  • 顧客から自分に対する支払への正当性の証明
  • 契約更新時の契約延長や単金アップの交渉材料
  • ドキュメント製造能力の向上(常に報告の訓練をしている)

20歳代は16時間の仕事[学習]

20歳代は、誰しもエネルギッシュで体力と精神力があり頑張りが一番利く時です。 このときの「学習量 = (読書量、考える量、実践する量)」「仕事量」が30歳代、40歳代以後のエンジニア人生に大きく関わってきます。

私は、22歳の時にはとても平凡または落ちこぼれでITスキルほぼZeroの状態でしたが、ICT業界に入ってからは 年最低100冊ぐらいは業界誌や経営者本、自己研磨本などを読み漁りました。25歳頃の現場の師匠が一生懸命私に技術ネタを振って頂いたお蔭もあり、 常に新しい事を学習するネタが尽きませんでした。

学習するための読書の鉄則は、満員電車の帰路疲れた中でも目を開けて寝ずに立ち読みできる興味のある書籍が良いです。 仕事に関係するのが最も効果的ですが、仕事に関係の無い書籍でも構いません。活字で書かれた書籍で脳を動かし、考える書籍であれば分野は問いません。

私のお勧めは、大前研一さんの「企業参謀」を筆頭とした全書籍です。

この1日16時間仕事と学習は、慣れない最初の3年程度は苦痛に思われるかもしれません。 ただ、この読書による学習を積みさねることによる自然と仕事に力がつけられる時期が来ます。 知識の点と点が線で交わり仕事の意味と深さが理解でき、論理と実践がかみ合う時が必ずきますので、継続して頑張って下さい。 この現場に居る以外の時間の学習の積み重ねが数年先の貴方の価値を必ず高めます。

属人化を避ける

「属人化」とは、仕事がその本人が居なくてはできなくなる状況を意味します。 20歳代のときは、血気盛んでライバル会社、社員、エンジニアに手柄を譲る事が中々できません。 自分のIdentityや立場の確保を仕事に表現しようとして、仕事を自分しか分からないテリトリーに持っていこうとする人が多いです。 これを20歳後半の部下を持ち始めたり、後輩の育成をするときに続けていたら3流フリーランスです。

常に、自分の与えられた仕事を職場の上司・同僚・関係者と共有し、自分がやらなくても仕事がまわせますという形が一流の仕事です。 更に仕事を数か月後か何年後か分かりませんが、引き続いだ人達が運用し易くコストが掛かり難い事がとても大切です。

一流のエンジニアは仕事を抱えずに仕事の要点を深く理解し、周囲の関係者にアドバイスを求められたときに迅速に応え、縁の下力持ちになる事です。

目標・夢

最近の20歳代の方々にお会いして少し残念事があります。それは、ビックマウス、嘘でも良いから大きな目標(ある意味の欲)をもっと強くもって公言して欲しいです。

フリーランスの方々には、例えば何歳までに月額の単金を3桁(100万円以上)にするとか、 自分のやっている技術の日本有数の使い手に数年以内になるとか、自分の弟子を10人教育するとか、 もっと目の前事であれば、カッコいい背広を着たい、美味しい食事をしたい、異性にもてたい、結婚したいなど何でもよいです。

もっと自分の欲(目標)を出した上で、それを実現するには仕事で具体的にどのような事をすればそれが実現できるのかを考え、経験する事です。

まとめ

貴方が感動する仕事の定義を先人者から学び、感じ取って下さい。