• フリーランスの盲点

  • 正社員エンジニアとフリーランスの明確な違いはチーム力

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フリーランスの盲点

IT業界で働くフリーランスの方の多くの方は、30歳前半まで確実に飯が食えます。 現場で一生懸命自分のタスクをこなしていけば、必然的に技術力や経験もあがり、スキルシートの経歴も増え 大体普通にしていればエンジニア不足が顕著な最近では、引く手数多でしょう。

そして、自分のやりたい仕事内容、金額、場所をある程度選択でき、フリーランスになったメリットを満喫している事でしょう。 そこが、フリーランスの盲点となっている事を貴方はお気づきでしょうか?

正社員のときもフリーランスのときも、常に自分の身を護るため個人の正当性の証明、結果を出す、リスクヘッジを行う事は、 正社員もフリーランスも対して変わりありません。求められる仕事の質も量も変わりません。

何が圧倒的に異なるかといえば、正社員は組織を運営するためのチームを育成することに重きを置きます。 個人個人の1人の成長と成果も重きを置いているのですが、圧倒的に企業が何を求めているかといえば、 数人のメンバーを束ねてチームとして成果を出すリーダーを求めています。これは企業が健全に成長していく事と個人に仕事を依存させないリスクヘッジのためです。

そのため、正社員であれば、新卒から入社して1~3年目ぐらいは、 先輩の下で1メンバーとして卒なく仕事を覚えて、1人月分の仕事をこなせることを評価します。 先輩の下で下積みを積むと、会社からは遅かれ早かれ25歳~30歳前半にかけて 新入社員を自分の配下に最低1名~数名部下としてつけられ、チームリーダーとして業務命令で任されます。 自社の新入社員で無くても、パートナー企業の若手をぶら下げられて数人月分のチームとしての成果をリーダーとして求められます。

リーダーはメンバーの100倍責任がかかり、メンバー時代にはないタスク、後輩育成の手法であるモチベーション管理、労務管理、技術指導に始まりスケジュール管理、顧客との調整、メンバー調整などやるべきこと一気に増えます。 更に最近では、ハラスメント防止が企業から徹底されているように部下に対して、「やれ(Do it!)」の一言のマネジメントが通用しなくなっています。 またリーダーの給料がメンバーと大差があるかといえば、そんな大きな差はありません。 実際の負荷を考えるとメンバーの倍額給料を貰ってもリーダーは割に合わないと言えます。 それでも正社員はリーダーをやらされるのです。

デメリットばかり説明しましたが、メリットもあります。 仕事の全体を見る力、リーダーシップ、責任感、管理能力、危機管理、チーム力など数多くのその立場でしか得られない経験と技術を身に付けられます。 そして何より嬉しいのが、100倍苦労する分メンバーの時より納品して顧客が喜ばれた時に100~1000倍嬉しさが増します。

フリーランスの盲点は、「チームリーダーになる事を強制されない事」です。 30歳前半までは、1メンバーでお願いしますといえば、それで飯を食っていけます。 でも30歳半ばから突然案件を下さるお客様の多くがメンバーは足りていてリーダーが欲しいという要望が増えます。 突然キャリアアップのデザインを変更しようと思っても中々難しいです。

この記事を読んだ貴方は、大丈夫です。これから小さな1~3名程度の小さなチームでも構いません。リーダーという立場でスキルが貴方より全然伴わない業界の後輩に対して、 どのように指導し、環境を整備すれば後輩がストレスフルにならずに健全に成長していくだろうか考えながら作業すれば、必ず自分のリーダースキルとチーム力が養わられます。